カスタマーサポート / ワークフロー

社内ヘルプデスク一次対応

社内の IT・総務への問い合わせを一次対応し、解決手順の提示からチケット起票までを自動化するワークフローです。「また同じ質問」に答える時間を減らします。

  1. 受付
  2. →
  3. 分類
  4. →
  5. 手順の提示
  6. →
  7. チケット起票
  8. →
  9. エスカレーション
対象:情シス・総務・社内サポート読了:約 8 分難易度:初級〜中級更新:2026年10月13日
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このワークフローで解決できることPROBLEMS

次のような状態に心当たりがあれば、このワークフローが効きます。

  • 同じ質問に、毎回答えている
  • 問い合わせが口頭・チャットに散り、記録が残らない
  • 回答が担当者ごとに違い、手順が揺れる
  • 緊急の障害が、一般問い合わせに埋もれる
ねらい:人の作業を「ゼロ」にするのではなく、人が判断すべき工程だけを残すことです。単純作業を自動化し、確認と意思決定に時間を使えるようにします。
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全体像(フロー)OVERVIEW

処理は大きく 5 つの工程に分かれます。最初はすべてを自動化せず、1 と 2 の工程だけをつなぐところから始めるのがおすすめです。

1問い合わせを受付けるフォーム・チャットから受け付ける2分類する種別・緊急度を判定して振り分ける3手順を提示する社内マニュアルから該当手順を出して提示4チケットを起票する解決しない場合、必要情報つきで起票5エスカレーションする緊急・難案件は、担当へ即時に回す
社内ヘルプデスク一次対応 の処理フロー
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構成ツールと役割COMPONENTS

各工程を担うツールの例と、選ぶときのポイントです。同じ役割は、無料ツールや既存の業務システムで置き換えられます。

役割ツール例ポイント
受付チャットボット/フォーム「どこに聞けばいいか」を 1 か所にする
分類LLM(種別・緊急度)緊急度の基準を先に文章化する
手順の提示RAG(社内マニュアル)手順には、必ず出典(文書名)を付ける
チケット起票Zendesk/Jira/kintone環境情報を自動で埋めると、往復が減る
エスカレーションSlack 通知緊急度「高」は、人の確認を待たずに通知

※ ツール名は一般的な選択肢の例です。特定製品の推奨ではありません。

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導入手順SETUP STEPS

1 つの業務・1 つのチームを対象に、この順で進めます。各ステップの「完了条件」を満たしてから次へ進むと、手戻りが減ります。

  1. 受付窓口を 1 つにする

    口頭・メール・チャットに散っている問い合わせを、1 つの入口にまとめます。まずここが先決です。

    完了条件:問い合わせの入口が、社内で 1 つに案内されている
  2. マニュアルを整える

    よくある質問の手順を、1 つの場所に集めます。マニュアルが古いと、誤った手順を案内してしまいます。

    完了条件:頻出 20 問の手順が、最新版として整備されている
  3. 分類と緊急度を決める

    「アカウント/機器/ネットワーク/申請/その他」などの分類と、緊急度の基準を文章化します。

    完了条件:緊急度の基準が、文章化されて共有されている
  4. 手順の提示を組む

    RAG でマニュアルを検索し、該当手順を出典つきで提示します。見つからない場合は、その旨を正直に返します。

    完了条件:出典つきで手順が提示される
  5. チケット起票と通知を組む

    解決しない場合に、必要情報(環境・エラー文)つきでチケットを起票します。緊急度「高」は即時通知します。

    完了条件:テスト問い合わせで、チケットが起票された
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つまずきやすいポイントPITFALLS

導入時に実際に起きやすいつまずきと、その対処です。先に知っておくと回避できます。

古い手順を案内する
マニュアルの更新が追いつかないと、誤った手順を案内します。手順ごとに最終確認日を持ち、古いものは非表示にします。
権限のある人しか直せない案件の取り扱い
パスワードリセットなど、本人確認が必要な案件は、AI で完結させません。必ず人の確認に回します。
チケットの質が低い
環境情報がなく起票されると、往復が増えます。起票時の必須項目を、フローに組み込みます。
緊急案件の見逃し
「つながらない」の一言は緊急かもしれません。緊急度の判定は保守的に(高めに)設定します。
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運用チェックリストCHECKLIST

運用に乗せたあと、月に一度はこの項目を確認してください。1 つでも外れていると、自動化が「使われない仕組み」になっていきます。

  • 問い合わせの入口が、社内で 1 つに案内されている
  • 頻出手順のマニュアルが、最新に保たれている
  • 手順の提示には、必ず出典が付いている
  • 本人確認が必要な案件は、人の確認に回っている
  • チケット起票時に、環境情報が自動で入る
  • 緊急度「高」の通知先が決まっている
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よくある質問FAQ

チャットボットと何が違いますか?
チャットボットが「会話の窓口」なのに対し、このワークフローは「分類・手順提示・起票」までを一連の流れとして扱います。窓口の背後の処理まで含めて設計するのがポイントです。
マニュアルが整っていなくても使えますか?
使えますが、効果はマニュアルの量に比例します。まず頻出 20 問だけを整えると、全体の半分近くが自動対応できます。
セキュリティに関わる案件は?
パスワード・権限・接続情報に関わる案件は、AI で完結させず人の確認に回す設計にします。
導入はどれくらいかかりますか?
受付をフォーム化すれば、2〜3 週間で試験運用に入れます。マニュアル整備と並行して進めます。
効果はどう測りますか?
「自動解決率」「一次対応までの時間」「同じ質問の再受付件数」で測ります。
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コピーして使えるプロンプトPROMPTS

そのままコピーして、[ ] の中を自社の情報に置き換えてください。いずれも「推測させない」「根拠を明示させる」制約を入れています。

問い合わせの分類

種別・緊急度を判定します。

次の社内問い合わせを分類してください。

【分類】アカウント/機器/ネットワーク/申請/その他
【緊急度の基準】高=業務が停止・セキュリティに関わる/中=業務に支障/低=相談・依頼

【出力形式】分類/緊急度(理由 1 行)/要約(1 行)

【問い合わせ】
[ここに本文を貼り付け]
手順の提示(出典つき)

マニュアルから該当手順を出して提示します。

あなたは社内ヘルプデスクの一次対応です。次の【社内マニュアル】だけを根拠に、質問への手順を提示してください。

【必ず守ること】
・マニュアルに書かれた手順だけを提示する
・手順には「出典:文書名/見出し」を付ける
・該当がなければ「該当する手順が見つかりませんでした」と返す
・推測で手順を作らない

【社内マニュアル】
[ここに検索結果を貼り付け]

【質問】
[ここに質問を貼り付け]
チケット起票文の作成

必要情報のそろった、チケット文面を作ります。

次の問い合わせについて、情シスのチケット起票文を作成してください。

【含める項目】発生状況/影響範囲/使用環境(OS・端末・回線)/エラー表示(あれば)/試したこと/希望する対応
【制約】書かれていない項目は「未確認」とし、質問リストにまとめて出す。

【問い合わせ】
[ここに本文を貼り付け]

※ 出力は必ず人が確認してください。数値・固有名詞の誤りは、自動では検出できません。

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このワークフローで出てくる用語TERMS

理解を深めたい用語は、AI 用語辞典の詳細ページへ。定義・仕組み・出典をまとめています。

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125 語のAI用語を、定義・仕組み・出典つきで解説しています。

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