ベクトルデータベースは、埋め込みベクトルを保存し、「意味が近いもの」を高速に探すためのデータベースです。RAG を構築する際の検索の心臓部になります。
ベクトルデータベースは、埋め込みベクトルを保存し、「意味が近いもの」を高速に探すためのデータベースです。RAG を構築する際の検索の心臓部になります。
ベクトルデータベースとは、テキスト・画像・音声などのデータを数値の配列(ベクトル)に変換して保存・検索するデータベースです。本記事では、その仕組み、メリット、選び方の観点を解説します。
出典:my-best.ai 用語辞典「ベクトルデータベース」(https://my-best.ai/ai-dictionary/vector-database/)
文書をチャンクに分割し、それぞれの埋め込みをデータベースに登録します。このとき文書名・見出し・日付などのメタデータも一緒に持たせます。
全ベクトルとの距離を順に計算すると遅いため、近似最近傍(ANN)という手法で「ほぼ正しい上位候補」を高速に取り出します。索引構造(HNSW など)がこれを担います。
質問ベクトルに近い上位 K 件を取り出し、メタデータで絞り込んだうえでプロンプトに差し込みます。RAG の検索部分がこれで完成します。
大規模な類似検索の土台は、Facebook AI Research の FAISS(2017 年公開)などの近似最近傍探索ライブラリが整備したものです。その後、Milvus・Pinecone・Weaviate・Qdrant などの専用データベースが登場し、LLM の普及(2023 年〜)とともに「ベクトルデータベース」という区分が一般に定着しました。
社内文書・マニュアル検索の中核
類似案件の発見、ナレッジの整理
ユーザー履歴に近いコンテンツの提示
マルチモーダル埋め込みとの組み合わせ
用語同士は相互リンクされています。未掲載の用語は用語一覧の該当項目へリンクします。
実務でそのまま使えるプロンプト例です。コピーして〔 〕内を置き換えてください。同じカードはプロンプト集にも掲載されています。
検索精度の土台作り
「(対象文書の種類)」をベクトルデータベースに登録する際のチャンク設計方針を作成してください。 項目:分割の単位/目安サイズ/見出しの保持方法/表の扱い/メタデータ項目一覧。表形式で出力してください。
絞り込みと出典表示の基盤
「(タスク)」のベクトル検索に必要なメタデータ項目を設計してください。 必須:文書名/見出し/更新日/版/アクセス権。各項目に「使う目的」を 1 行で添えてください。
本番前の検証手順
ベクトル検索の精度を評価する計画を作成してください。 含めるもの:正解ペア(質問→正解チャンク)の作り方/指標(Recall@K、上位 3 件正解率)/評価件数の目安/合格基準。
キーワード+ベクトルの併用
「(タスク)」でキーワード検索とベクトル検索を併用する設計を提案してください。 観点:併用の条件/重み付けの考え方/どちらを優先すべきケースの例。
データ衛生の運用
登録済み文書の棚卸し手順を作成してください。手順:重複検出の方法/版の確認ルール/削除の承認フロー/削除後の再索引化。チェックリスト形式で。
定義・出典の記述は一次資料に基づきます。リンク先の内容は公開時点のものです。
ベクトルデータベースは RAG の検索を支える基盤です。精度を決めるのはチャンク設計・メタデータ・評価の 3 点セットであり、導入前に小規模な検証を必ず行います。