要約を頼むと、長すぎるか、薄すぎるかのどちらかになります。Zapier の記事では、文字数の指定が効く場合と、逆に内容を削りすぎる場合の両方が実例つきで紹介されています。長さの指定と、含めたい要素の指定を分けて扱うと、この行き来から抜けられます。

手順1:本文だけを渡す
記事のURLを渡す方法もありますが、本文だけを貼るほうが結果は安定します。見出しや広告、関連記事へのリンクが混ざると、要約がそこへ引っ張られます。本文が長い場合は、章ごとに分けて渡し、最後に要約をまとめます。入力の上限に当たると、後半が落ちたまま要約されます。上限の考え方はコンテキストウィンドウのページで確認できます。
手順2:長さを数値で指定する
「短く」ではなく、文字数か語数で指定します。記事では、125文字までという指定と、150〜300語という範囲の指定が例として挙げられています。範囲で指定すると、内容に応じて伸び縮みできます。1つの数値だけを指定すると、内容が薄いときも埋めようとして水増しが入ります。
手順3:含める要素を列挙する
長さだけを指定すると、大事な要素が落ちます。誰が、何を、いつ、どの条件で、の4つを必ず含めるよう指定します。記事の例では、登場人物ごとの結末を尋ね直すことで、要約の粒度が変わっています。要素を列挙しておくと、長さを短くしても抜けが出にくくなります。
手順4:薄いときは制限を外して観点だけ残す
文字数を守った結果、内容が薄くなった場合は、長さの指定を外し、要素の指定だけを残して作り直します。記事でも、文字数の指定を外したほうがよい結果になった例が紹介されています。長さは最後に削る工程として扱い、最初から縛らないほうが内容は残ります。
手順5:固有名詞と数字を原文と照合する
要約は、原文にない数字や名前を混ぜることがあります。記事でも、もっともらしいが誤った応答が起きると注意されています。要約に含まれる固有名詞と数字を抜き出し、原文で1つずつ確認します。確認できない数字は削るか、原文の表現に戻します。この確認を省くと、要約がそのまま二次情報として出回ります。用語の意味はハルシネーションのページも参考になります。
FAQ
Q. 長さを指定すると、いつも同じような要約になります。
A. 指定した長さに合わせて無難な文を選ぶためです。要素の指定を足すと、同じ長さでも中身が変わります。観点を変えて2回作り、違いを見る方法も有効です。
Q. 研究論文のような長い資料はどう扱いますか?
A. 章ごとに分けて渡し、章の要約を最後にまとめます。1回で渡すと、後半が落ちたり、前半に引っ張られたりします。図表の説明は本文と別に扱うと、数字の取り違えを減らせます。
出典
出典:Zapier「ChatGPT で記事を要約する方法」(原題 How to use ChatGPT to summarize an article、Jessica Lau、2024年7月24日更新、2026年10月28日参照)
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編集部の見解
手順2と手順3を分けるのが、この作業の要点だと思います。以前は「300字で要約して」とだけ頼み、薄い要約が返るたびに長さを伸ばしていました。要素を先に決めてから長さを決めると、短くても中身が残ります。手順5は地味ですが、外部に出す文章では必ず入れたほうがよいと思います。
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