サムスン電子は、2026年7〜9月期の営業利益が前年同期比でおよそ782%増える見通しを示しました。AIサーバー向けのメモリ需要が利益を押し上げています。

何が発表されたのか
同社が示した営業利益の見通しは約107.4兆ウォン(報道ベースでおよそ800億ドル規模)で、増加率は782.5%とされています。売上高も大きく伸びました。けん引役はAIデータセンター向けのメモリで、DRAM価格の上昇が半導体部門の収益を押し上げた一方、同じ価格上昇がスマートフォン部門の採算を圧迫したと説明されています。
| 項目 | 見通し |
|---|---|
| 営業利益(前年同期比) | 約782%増 |
| 主因 | AIサーバー向けメモリ需要 |
| 副作用 | スマホ部門の採算悪化 |
何を意味するのか
生成AIの拡大が、モデルそのものではなく計算資源の供給側へ利益をもたらしている構図が数字に表れています。メモリの逼迫は、クラウドでの推論費用や、端末に載せるモデルの設計にも影響します。同社はNVIDIAなどと組み、AIデータセンター向けの新たな合弁も発表しています。
日本の利用者への影響
メモリ価格の高止まりは、パソコンやサーバーの調達費、ひいてはクラウドAPIの料金にも波及しえます。Ollama等でローカル実行する構成を検討する際も、必要メモリの見積もりは保守的に立てておくと安全です。
編集部の見解
AIブームの利益がどこに落ちているかを示す分かりやすい決算です。日本の企業にとっては、AIツールの利用料やハードウェア調達費が今後も下がりにくい可能性を示す材料になります。Hugging Faceで配布されるモデルを自前環境で動かす判断をするときも、メモリ単価の動向を前提に費用を見積もることをおすすめします。DeepSeekのように低価格帯を狙うモデルでも、推論側の資源費は無視できません。
my-best.ai 編集部
出典:VentureBeat「Samsung forecasts a 780% Q3 profit jump on AI memory demand」(2026年10月13日)
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