LakeraとProtectAIは、どちらもAIの安全性を高める製品ですが、守る場所が違います。結論は、公開アプリの各リクエストを実行時に守りたいならLakera、配布されるモデルや部品を導入前に検査したいならProtectAIです。競合ではなく役割が異なるため、必要なら併用するのが正解です。

料金と提供形態の違い
Lakeraは低遅延のAPIとして提供され、公式サイトでは無料の範囲が用意され、本番利用は見積もりが基本です。ProtectAIはモデル検査などの製品群で構成され、オープンソースの部品も提供しています。第三者の比較では、両者とも公開価格は限定的で、導入規模に応じた見積もりになると整理されています。まず無料の範囲で自社の攻撃パターンを試すのが有効です。
| 比較項目 | Lakera | ProtectAI |
|---|---|---|
| 料金 | 無料枠あり、本番は見積もり | 見積もり中心、オープンソース部品あり |
| 主な機能 | プロンプト攻撃の検知、PII保護、内容判定 | モデルや部品の検査、供給網の脅威検知 |
| 日本語対応 | 多言語の攻撃検知に対応 | 資料・製品は英語中心 |
| 得意な用途 | 公開チャットボットの実行時防御 | MLOpsでのモデル持ち込み前の検査 |
| 無料プラン | あり(試用範囲) | オープンソース部品は無料 |
| こんな人に向く | 公開アプリの開発・運用チーム | モデルを管理するML基盤チーム |
機能の違い
Lakeraは入出力を走査し、プロンプトインジェクションや脱獄、機密情報の漏えいを検知して遮断する考え方です。公開チャットボットのように不特定の入力を受ける場面に向きます。ProtectAIはモデルの読み込み前に、悪意あるコードや安全でない依存関係を検査する用途に強みを持ちます。HiddenLayerやAdversaも同じ領域の選択肢で、守る対象を分けて考える必要があります。
日本語対応と導入しやすさ
実行時の防御では、日本語の巧妙な指示に対する検知精度が重要になります。導入前に自社の日本語プロンプトで評価してください。Prompt SecurityやDeepKeepのような製品も、対象とする脅威がそれぞれ異なります。資料は英語が中心のため、社内で読める担当者を決めておくと評価が進みます。
結論:どっちを選ぶべきか
すでにAIアプリを公開しており、各リクエストの安全性を高めたいならLakeraが適します。逆に、外部から入手したモデルを社内で使う前に検査したい、供給網のリスクを管理したいならProtectAIが向きます。両方を1つで代替しようとすると穴が残ります。予算が限られるなら、まず自分たちの脅威が「入力」か「モデル」かを見極めてから選んでください。
よくある質問
2つは併用すべきですか
守る対象が違うため、併用は合理的です。実行時の防御と、導入前のモデル検査を分けて担当させると、抜けが減ります。
無料で試せますか
Lakeraは無料の試用範囲があり、ProtectAIはオープンソース部品を無料で利用できます。まず自社の攻撃例で検証しましょう。
日本企業でも導入できますか
導入自体は可能ですが、資料は英語中心です。日本語の運用体制を整えたうえで、評価を進めることをおすすめします。
編集部の見解
AIセキュリティは、ひとつの製品を入れて終わりではありません。モデルを安全に持ち込み、実行時に入力を検査し、出力も監視するという複数の層が必要です。この2つはその層の一部であり、どちらが上という話ではありません。
また、両者とも提供元の体制が変わりやすい領域です。買収や製品名の変更が起きる可能性を前提に、導入前に最新の公式情報を確認しておきましょう。
my-best.ai 編集部
出典:Lakera 公式サイト
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