GleanとDanswerは、社内の文書やチャットを横断して検索・回答する企業向けAIです。結論は、接続先の多さと導入の手軽さを重視する中〜大規模組織はGlean、データを自社内に置きエンジニアが運用を担える組織はDanswerです。買って使うか、動かして使うかの違いが判断の軸になります。

提供形態と料金の違い
Gleanはベンダーのクラウド上で動く製品で、公式サイトでは個別見積もりが基本です。公開価格は示されておらず、席数と年間契約で費用が決まる形が一般的です。Danswerはオープンソースが中核で、自社サーバーに設置できます。無料のコミュニティ版に加え、マネージドの有料版も用意されています。費用の考え方は、前者が「席数×期間」、後者が「インフラとエンジニア工数」です。
| 比較項目 | Glean | Danswer |
|---|---|---|
| 料金 | 個別見積もり、席数と年契約 | オープンソースは無料、有料版あり |
| 主な機能 | 権限を引き継ぐ横断検索、多数の接続先 | 自前運用の横断検索、設定可能な接続先 |
| 日本語対応 | 多言語に対応(管理画面は英語中心) | 多言語に対応(管理画面は英語中心) |
| 得意な用途 | 散在するSaaSをまたぐ「探せない」の解消 | データ主権が必須の規制業種、自社構築 |
| 無料プラン | なし(見積もりのみ) | あり(オープンソース版) |
| こんな人に向く | 運用を外注したい大規模組織 | 運用を担えるエンジニアがいる組織 |
機能と運用負荷の違い
Gleanは多数の業務アプリに接続し、各アプリの権限を尊重して検索結果を絞り込む設計が知られています。導入そのものは比較的軽い半面、費用は席数に比例して膨らみます。Danswerは中核部分が公開されており、利用するモデルを自分で選べます。ただし索引の計画や接続の保守は自チームの仕事になり、eesel AIのような軽量な選択肢と比べると運用負荷は明確に高くなります。
日本語対応と導入しやすさ
どちらも日本語の文書を扱えますが、管理画面や資料は英語が中心です。精度は接続する言語モデルと、文書の整備状況に左右されます。GoSearchのような併用しやすい検索ツールもあるため、対象範囲を絞って小さく試すのが安全です。Perfect Wikiのように特定の文書基盤に寄せた構成も、社内の実情によっては有力です。
結論:どっちを選ぶべきか
数百人規模で情報が多くのSaaSに散らばり、専任の運用者を置きにくいならGleanが向きます。逆に、データを社外に出せない規制業種、自前で検索を改造したい、エンジニアの余力があるならDanswerが適します。Chaindeskのような小規模向けツールで要件が足りるなら、大掛かりな基盤を選ぶ必要はありません。まず対象を1部門に絞り、両者の効果を比べるのが現実的です。
よくある質問
Gleanの料金は公開されていますか
公式サイトでは公開されておらず、見積もり依頼が基本です。席数と契約期間で変わるため、導入前に総額の試算を依頼しましょう。
Danswerは無料で使えますか
オープンソース版は無料で利用できます。ただし設置先のインフラ費用と、運用を担うエンジニアの工数は別途かかります。
日本語の検索精度は十分ですか
接続する言語モデル次第です。自社の日本語文書で評価し、必要なら多言語に強いモデルへ切り替える前提で検討してください。
編集部の見解
この比較の本質は、機能表ではなく総保有コストにあります。Gleanは導入が速い代わりに、席数を増やすほど費用が伸びます。Danswerはライセンスが無料でも、運用の人件費が実費として積み上がります。見積もりを比べる際は、必ず運用工数まで金額に換算してください。
また、検索基盤は「文書が書かれていること」が前提です。書かれていない知識は検索できません。導入と同時に、文書を残す運用を整えることをおすすめします。
my-best.ai 編集部
出典:Glean 公式サイト
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