TypeSafe AIが判断特化モデル「Jev 1.14」を公開しました。文章を生成する代わりに、型付きの判断と確信度を返すタイプのモデルです。今回の版では画像入力、位置を返すBox型、262kトークンのコンテキストが加わりました。

何が変わったのか
「state(状況)」と「question(問い)」を送ると、選択・スコア・該当なしのいずれかの型で答えます。画像はリクエスト内のassetsに1度だけ登録し、条件から参照します。有効化には専用ヘッダーが必要で、提供元は本番利用に適さない「危険領域」の機能と明記しています。
Box型の限界
Box型は矩形の上下左右を0〜1の割合で返します。提供元の検証では、対象が途中で切れた36枚の画像のうち30枚を、辺ごとに4問を投げる方式で検出できたとしています。ただし対象が無い場合でも必ず座標を返すため、有無を確認する別の問いを組み合わせる前提です。
業務での位置づけ
帳票の点検や対象物の位置合わせのように、答えの形式を固定したい工程に向きます。精度を担保するには、LangChainなどで組んだ自前の評価セットで、期待する型で返るかを継続的に測る運用が前提です。文章生成が主目的なら、Google Geminiのような汎用モデルのほうが適します。
編集部の見解
生成ではなく「型付きの判断」に絞ったモデルがマルチモーダルへ広がった点は注目に値します。判定結果をそのままシステムにつなげられるため、業務システムとの相性は良好です。ただし今回の3機能はいずれも実験段階で、提供元自身が本番利用を推奨していません。まずは人が確認する工程に限定して試すのが安全です。
my-best.ai 編集部
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