NVIDIAの「RTX Spark」を搭載したArm版Windows PCが2026年10月16日に登場します。14年前のArm版Windowsは既存アプリが動かず失敗しましたが、今回はMicrosoftのエミュレータ「Prism」を前提に、既存ソフトが動くと説明されています。

何が変わるのか
NVIDIAは記者向け説明会で、Adobe、Office、Blender、カーネルレベルのアンチチートを使うゲームまで動くと述べました。Fortnite、Roblox、Rustなどで使われるアンチチートへの対応は済んでおり、Call of Duty、PUBG、Valorantなどは後日対応とされています。
チップの中身
RTX Sparkは新設計ではなく、1年前にAI開発者向けの小型デスクトップに搭載されたものと同じチップです。当時はLinuxで動いていました。今回はWindows 11を載せ、Prismがx86の命令をArm向けに変換します。CPUに強く依存するゲームでは、変換の分だけ遅くなる場合があります。
ローカルAIの位置づけ
大容量メモリを積む構成は、手元でモデルを動かす用途を想定しています。ただしクラウドの推論より遅いとされ、ChatGPTのようなサービスを置き換えるものではありません。GitHub CopilotやCursorを使う開発者には、常時接続を気にせず試せる選択肢が増えます。
編集部の見解
注目すべきはAIの速度ではなく、Windowsのアプリがそのまま動く点です。ここが崩れると、買っても業務に使えない結果になります。日本の企業で導入を検討する場合は、常用している業務ソフトと周辺機器のドライバが動くかを実機で確かめるのが先です。AI用途だけを理由にした一括導入は避けるべきだと考えます。
my-best.ai 編集部
出典:The Verge(2026年10月16日)
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