業務の自動化ツールは、料金が何で決まるかを先に押さえると選び間違えません。n8nはワークフローの実行回数で段を切り、金額を公式に並べています。Gumloopはエージェントを組む画面を前面に出し、法人向けの見積りが中心です。稟議に金額を書きたいなら前者、現場で試しながら形にしたいなら後者になります。

料金が何で決まるか
n8nは実行回数で3段
n8nのクラウドはStarterが月20ユーロ(年払い)で2,500回、Proが月50ユーロで10,000回、Businessが月667ユーロで40,000回の実行を含みます。ユーザー数とワークフロー数は全プランで無制限、回数の数え方はステップ数に関係なくワークフロー1回の実行単位です。並列実行はStarterが5、Proが最大50。Businessはセルフホストのみの提供です。
Gumloopは見積りが中心
Gumloopの公式料金ページは、表示される比較表がEnterpriseの列だけで、下位プランの金額は掲載されていません(2026年10月27日確認)。比較表にはエージェント数が無制限、35以上のモデル、自前のAPIキーの持ち込み、MCPサーバーのホスティング、シート無制限といった項目が並びます。金額を先に確定したい場合は、営業への問い合わせが前提になります。
比較表
| 比較項目 | n8n | Gumloop |
|---|---|---|
| 料金の表示 | 3段の金額を公式に掲載 | Enterpriseの見積りのみ掲載 |
| 入口プラン | Starter 月20ユーロ(年払い・2,500回) | 金額は公式サイトで要確認 |
| 中間プラン | Pro 月50ユーロ(年払い・10,000回) | 金額は公式サイトで要確認 |
| 上位プラン | Business 月667ユーロ(40,000回・セルフホストのみ) | Enterprise 個別見積り |
| ユーザー数 | 全プランで無制限 | シートは無制限(Enterprise欄の記載) |
| 向く用途 | 実行回数を読める定型業務の自動化 | エージェントを試作して詰める用途 |
セルフホストが選べるか
n8nは標準版がGitHubで公開されていて、自前のサーバーに置けば無料で動かせます。クラウドのBusinessがセルフホスト限定なのは、統制の機能を自社環境で使う前提があるためです。Gumloopはクラウドが基本で、VPCやConnector Policiesは法人向けの項目として案内されています。
組み方の違い
n8nはノードを並べる
n8nは画面にノードを置いて線でつなぐ作りで、途中にJavaScriptやPythonの処理を差し込めます。HTTPリクエストやWebhookの受け口も同じ画面で扱えるため、社内システムとの接続は自分で設計する前提です。
Gumloopはエージェントを単位にする
Gumloopはエージェントを組んで動かす考え方が中心で、モデルを差し替えながら挙動を調整します。自前のAPIキーを持ち込めるため、既に契約しているモデルの枠をそのまま使えます。ワークフローの実行回数を管理する画面は用意されていますが、無料で何回まで動くかの線は公式サイトで確認してください。
どちらを選ぶか
月に何回ワークフローを走らせるか読めていて、費用を先に確定したいならn8nのStarter(月20ユーロ、年払い)から試すのが近道です。サーバーを自前で用意できるなら、標準版を無料で置いてから必要に応じてクラウドへ移せます。エージェントの動きを画面で詰めたい、あるいはモデルを自前の契約で賄いたいならGumloopの見積りを取る順番になります。
料金・プラン構成・搭載機能は変更が頻繁です。本記事は2026年10月27日時点で各社公式サイトに表示されていた内容の整理です。為替や地域、為替レートによって表示額は変わるため、契約前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
使用感はn8nのレビュー、Gumloopのレビューで詳しく確認できます。
よくある質問
Q. 無料で使い始められますか
A. n8nは標準版を自分のサーバーに置けば無料で動かせます。クラウドは有料ですが、いずれのプランも無制限のユーザーとワークフローを含みます。
Q. 実行回数の数え方はどうなっていますか
A. n8nはワークフローが最後まで走った回数で数え、途中のステップ数は関係ありません。分岐の多い処理ほど1回の作業量は増えます。
Q. ノーコードだけで完結しますか
A. n8nはコードのノードを差し込めるため、複雑な条件や文字列処理はスクリプトで書けます。Gumloopはプロンプトとモデルの選択が中心です。
Q. 社内システムにつなげられますか
A. n8nはHTTPリクエストを送るノードがあるため、APIさえあれば接続できます。Gumloopは接続先の一覧が用意されており、そこにない系統は個別に確認が必要です。
Q. 費用を先に確定できますか
A. n8nは公式の料金表で年間費用を計算できます。Gumloopは下位プランの金額が掲載されていないため、見積りを取るまで確定しません。
まとめ
n8nはStarter月20ユーロ(年払い・2,500回)、Pro月50ユーロ(10,000回)、Business月667ユーロ(40,000回)。Gumloopは法人向けの見積りが中心で、下位プランの金額は公式に掲載されていません。透明性を取るならn8n、組み心地を取るならGumloopです。自動化ツールの比較一覧も参考にしてください。
編集部の見解
この2つは、同じ自動化でも入口が違います。n8nは料金表を読めば年間費用がその場で出るので、社内の承認を通すのが楽です。その代わり、設計は自分で描く必要があります。Gumloopは触りながら形にする速さがある反面、金額が読めないまま検証を始めることになります。n8nの標準版を1台立てて限界を確かめ、足りない部分だけ見積りを取る進め方が現実的です。
my-best.ai 編集部
出典:n8n 公式料金ページ「n8n Plans and Pricing」、Gumloop 公式料金ページ「Pricing」(いずれも2026年10月27日確認)
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