AIエージェントは2種類:仕事の振り分け5ステップ

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UXリサーチャー/AIツール評価
AIエージェントは2種類:仕事の振り分け5ステップ

AIエージェントと聞くと、何でも任せられる印象を持ちますが、実務では2つの型を分けて考えるほうが安全です。Zapier が公開している解説では、決まった手順を実行する型と、指示に応じて判断する型が対比されています。本記事では、目の前の仕事をどちらに振るかを決める手順を5つのステップに整理します。

AIエージェントは2種類:仕事の振り分け5ステップのポイント

2つの型の違い

ひとつは、アプリの更新や時刻などをきっかけに、決められた手順を実行する型です。同じ入力なら同じ結果になり、記録も残るため、繰り返しの業務に向きます。もうひとつは、人が指示を出し、その場の判断で手順を組み立てる型です。臨機応変ですが、毎回同じ道筋になるとは限りません。

Zapier の解説では、前者を定型の自動化に、後者を判断が必要な作業に向くものとして位置づけています。どちらが優れているという話ではなく、仕事の性質で選ぶものです。

手順1:仕事を「毎回同じか」で分ける

直近1か月で3回以上発生した仕事を書き出し、毎回同じ手順で進めているかを○×で付けます。○が多いものは決まった手順の型、×が多いものは判断の型の候補です。

手順2:取り消せない操作を印で囲む

送信、削除、上書き、支払いなど、戻せない操作を含む仕事には印を付けます。印が付いた仕事は、どちらの型に振る場合でも人の確認を挟みます。この判断はHuman-in-the-Loopの考え方と同じです。

手順3:定型の仕事は手順の型に寄せる

毎回同じ手順で進む仕事は、途中の「意味を読む」部分だけをAIに任せ、前後は決まった処理のままにします。この形にすると、出力が安定し、うまくいかなかったときにどこで崩れたかを特定できます。

仕事の例 向く型 理由
問い合わせの分類と振り分け 決まった手順の型 入力の形が毎回同じで、結果を記録できる
受信メールの仕分けと下書き 決まった手順の型 件数が多く、判断の基準を先に決められる
原因調査や比較検討 判断の型 道筋が毎回変わり、途中で方針を変える必要がある
はじめて扱う作業の下調べ 判断の型 手順を決める前段階のため

手順4:判断の型は「任せる範囲」を先に書く

判断の型に振る場合は、何をしてよくて、何をしてはいけないかを先に決めます。参照してよい資料、触ってよいシステム、連絡してよい相手の3つを書き出すだけで、事故の多くは避けられます。

手順5:1週間動かして型を見直す

実際に動かすと、定型だと思っていた仕事に判断が混ざっていることが分かります。逆に、判断が必要だと思っていた仕事が、実は基準を書けば定型になることもあります。記録を見て、振り分けを入れ替えてください。

よくあるつまずき

最初から全工程を任せようとすると、どこで失敗したのか分からなくなります。まずは1工程だけを任せ、安定してから範囲を広げてください。また、判断の型に振った仕事は、同じ指示でも結果が変わります。変更の履歴を残しておかないと、あとから再現できません。エージェントの土台になる用語はAIエージェントの項目にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. プログラミングの知識は必要ですか?

A. 定型の型は、ノーコードの連携ツールで組み立てられます。判断の型も、既存のツールに接続する形なら専門知識なしで試せます。ただし社内システムとつなぐ場合は、情報システム部門の確認が必要です。

Q. どちらの型から始めるべきですか?

A. 定型の型から始めてください。結果が安定し、効果も測りやすいためです。判断の型は、定型で対応できない場面がはっきりしてから検討すれば十分です。

Q. 任せた仕事の質はどう保ちますか?

A. 取り消せない操作の前に承認を置き、外れた結果を記録します。記録が溜まると、どこを直せばよいかが見えてきます。

自動化の前提になる業務の棚卸しは、チュートリアル「はじめての LLM 活用」の考え方と組み合わせると進めやすくなります。

あわせて使いたいツール

本記事の手順を実際に回すときに、候補になるツールを挙げます。いずれも無料から試せる範囲があり、料金や機能は各サービスの公式情報で確認してください。

  • Zapier:定型の自動化を組み立てる連携ツール
  • Make:分岐を含むフローを組む連携ツール

編集部の見解

エージェント導入で失敗する典型は、判断の型に定型の仕事を任せてしまうことです。当編集部では、まず「毎回同じ手順か」を1問だけ確認するようにしています。この1問で、検証の設計がかなり変わります。

my-best.ai 編集部

出典:Zapier「AI agents for business automation」(要約して紹介しています)



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