ZapierとGumloopは、どちらもノーコードで業務を自動化するツールですが、自動化の中心が違います。結論は、既存のSaaS同士をつなぐ定型処理を安定して回したいならZapier、AIに判断を含めた仕事を任せたいならGumloopです。

料金と提供形態の違い
タスク課金と、クレジット課金の違い
Zapierは無料プランで月100タスクまで使えます。有料のProfessionalは年払いで月額19.99ドル(750タスク)、Teamは月額69ドル(2,000タスク・25人まで)です。タスクは自動化が実際に動作した回数で、フィルターや分岐などの論理ステップは数えない設計です。上限を超えた分は従量で請求され、使いすぎの上限も設定されています。
Gumloopは無料プランで月5,000クレジット、1席、起動できるトリガー1本から始まります。有料のProは月額37ドルで、月2万以上のクレジットと席数が無制限になります。AIの処理がクレジットを消費する仕組みで、すべての有料プランで各社の大規模モデルがそのまま使える点が特徴です。
| 比較項目 | Zapier | Gumloop |
|---|---|---|
| 料金 | 無料あり、有料は年払い月額19.99ドル・69ドル | 無料あり、有料は月額37ドル(席数無制限) |
| 課金の単位 | 自動化が動作したタスク数 | AI処理のクレジット消費 |
| 主な機能 | 9,000超の連携先、分岐・ループ、MCP対応 | AIエージェント、判断を含む自動化、MCPサーバー運用 |
| 使いやすさ | 安定していて学習資料が豊富 | 進化が速く画面の変化に追随が必要 |
| 拡張性 | 連携先の広さが最大の武器 | AI処理を部品として組み込む自由度 |
| こんな人に向く | 定型連携を安定して回したいチーム | AIに判断を任せる仕事を組み込みたいチーム |
料金・プラン構成・搭載機能は変更が頻繁です。本記事は2026年10月時点の各公式サイトの公開情報に基づく整理であり、最新の条件は必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
機能と使いやすさの違い
何ができるかの違い
Zapierの強みは、9,000を超える連携先の広さと、長年の運用で培われた安定性です。アプリの仕様が変わっても対応が追い付け、壊れた自動化を自分で直す手間が小さい設計です。複雑な分岐やループも画面で組み立てられ、AIのステップを挟む機能も整っています。
操作のしやすさの違い
Gumloopは、つなぐ部品の多くがAI処理である点が根本的に違います。文章の読み取り、分類、要約、判断を自動化の途中に組み込み、その結果で次の動作を変えられます。MCPサーバーを自前で持つ機能や、既存のAPIキーを持ち込んでクレジット消費を抑える仕組みもあります。製品の進化が速く、画面の作りが変わる頻度はZapierより高いです。
拡張性と向いている人の違い
連携先の種類で足りないのは、ほぼZapierを使う場面だけです。珍しい社内システムや老朽ツールとつなぐ用途では、まずZapierの対応状況を確認するのが合理的です。Gumloopは、営業リストの下調べ、問い合わせの仕分け、資料の要約といった、判断を含む仕事の自動化に向きます。
チームで使う場合の費用の構造も違います。Zapierは動作回数で伸びるため、回数の多い処理を整理すれば費用を抑えられます。GumloopのProは席数無制限なので、メンバーの数で課金が伸びない点が利点です。
結論:どっちを選ぶべきか
今回っている業務を壊さずに自動化し、信頼性を最優先したいならZapierが向きます。無料プランで最初の1本を作り、タスクの消費量を測ってからプランを選ぶのが早道です。逆に、AIに読ませて判断させる処理が中心ならGumloopが適します。無料枠で自分のワークフローを1本組み、クレジットの消費感をつかんでから有料に進んでください。
比較記事の一覧には他の自動化ツールの比較もまとまっています。AIツールの一覧から個別ページも確認できます。
よくある質問
Q. 無料プランでどのくらい使えますか
A. Zapierは月100タスク、Gumloopは月5,000クレジットとトリガー1本です。どちらも小さな自動化1〜2本の検証には足りますが、業務定着には有料が前提です。
Q. AIの処理も組み込めますか
A. ZapierにもAIのステップとMCP接続があり、簡単なAI処理は組み込めます。判断を中心にした複雑な処理は、AIを前提に作られたGumloopのほうが組み立てやすいです。
Q. チームで使うと費用はどう変わりますか
A. Zapierは動作回数で伸び、人数には影響されません。GumloopのProは席数無制限のため、メンバーの追加で課金が上がりません。使う人と回数のどちらが多いかで判断してください。
まとめ
有料の入口はZapierが年払い月額19.99ドル、Gumloopが月額37ドルです。判断は価格よりも、自動化の中心が「つなぐ」か「判断する」かで決まります。両者は共存でき、定型はZapier、AIの判断はGumloopという分担も合理的です。
編集部の見解
自動化ツールの選定で最も軽視されるのは、壊れたときの直しやすさです。Zapierは製品の成熟度が高く、連携先の仕様変更にも追従してくれるため、担当者が変わっても運用が続きやすいです。Gumloopは可能性の幅が広い半面、製品の変化に合わせて自分も学び続ける覚悟が要ります。体制の継続性を考えて選ぶと、後悔が少ないでしょう。
また、AIの判断を業務に組み込む場合、誤った判断が外の世界に出る経路を必ず切っておいてください。人が確認するステップを1つ挟むだけで、事故の多くは防げます。
my-best.ai 編集部
出典:Zapier 公式サイト(Pricing)/Gumloop 公式サイト(Pricing)
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