推論向けチップのTenstorrentは、15億ドルを調達し評価額が62億ドルになったと公表しました。2024年末の26億ドルから2倍以上です。CEOのJim Keller氏は、DeepSeek系モデルを自社サーバーで動かせたことが独立を選んだ理由だと説明しています。

調達の内容
Trace CapitalとInnovation Xが主導し、FidelityやSanDisk、T. Rowe Priceも参加しました。5月にはIntelやQualcommから最大50億ドルでの買収関心が報じられていました。
資金の使い道
オープンウェイトのモデルを動かすチップと、動画生成向けの製品を広げます。学習より推論に絞り、消費電力と単価で優位に立つ狙いです。
競争環境
新興勢ではEtchedが400億ドル以上での調達を打診されていると報じられています。CUDA前提の開発環境が長く標準だったことを思えば、推論の現場で選択肢が増えること自体が変化です。
編集部の見解
学習より推論の量が圧倒的に多いという運用の現実が、評価につながっています。DeepSeekのような公開モデルをTogether AIなどに預ける形との費用差も含め、まず処理量と遅延の要件を数値で持ってから比較することをおすすめします。
my-best.ai 編集部
出典:TechCrunch(2026年10月19日)
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