ToT の考え方は、専用の仕組みを用意しなくても試せます。1つの課題に対して進め方の違う案を3つ出し、同じ基準で比べて1つに絞るところまでを5つの手順に分けます。
答えが1つに決まる作業を1つ選びます。"企画書の構成を決める"のように、終わりが確認できる作業が適しています。完了の条件を1行で書いておかないと、あとで案を比べる基準がぶれます。
案をどの大きさで分けるかを決めます。"章立て"の単位で分けるのか、"各章の主張"の単位で分けるのかで、候補の数が変わります。最初は3段階くらいの粗さにすると、比べやすくなります。
同じ依頼文で、途中の進め方が異なる案を3つ出させます。"案ごとに最初の一歩を変えてください"と条件を付けると、似た案が並ぶのを避けられます。3つとも同じ書き出しになった場合は、条件を強めて出し直します。
比べる観点を2つか3つに決め、案ごとに点数を付けます。観点は、あとで確認できる事実に結びつくものにします。案を出したあとに観点を足すと、目立つ案に引っ張られます。
点数の高い案を選び、選ばなかった理由を1行ずつ残します。そのうえで、"この状態になったら別の案に戻る"という条件を決めます。戻り先を決めておくと、途中で行き止まりになっても作業が止まりません。