PDFを投げて質問する。この一点だけを比べても、無料枠の作りはかなり違います。ChatPDFは1日2ファイルまで、PDF.aiは月1ファイルから。長期の契約資料を毎日読むのか、たまに1件を深く読むのかで、向き不向きがはっきり分かれます。

無料枠の設計が違う
ChatPDFは1日単位で回る
ChatPDFの無料枠は1日2ファイル、1ファイル120ページ・10MBまで、質問は1日およそ50回とされています。アカウントを作らずに試せる点も特徴です。日付が変われば枠が戻るため、毎日少しずつ読む使い方には向きます。
PDF.aiは月単位で区切る
PDF.aiの無料のHobbyは月1アップロード、質問100回、OCRは1ファイル2ページまでです。Proは年払いで月10ドル、アップロード100・質問1,000回・OCR10ページ、Ultimateは1ユーザー月20ドルでアップロードと質問が無制限、OCR50ページ、Enterpriseは月30ドルでOCR100ページという構成です。月に何件読むかが読めている人向けの配分です。
機能と制限を並べる
| 比較項目 | ChatPDF | PDF.ai |
|---|---|---|
| 無料枠 | 1日2ファイル・120ページ・質問約50回/日 | 月1アップロード・質問100回 |
| 有料の入口 | Plus 月額19.99ドル(年139.99ドル) | Pro 年払いで月10ドル |
| 上限なしのプラン | Plusでドキュメント無制限 | Ultimate 月20ドル/ユーザー |
| OCR | スキャンPDFに対応 | 2ページ(Proで10ページ、Ultimateで50ページ) |
| 複数ファイルの横断 | 1ファイルずつ | フォルダ単位で横断可 |
| こんな人に向く | 毎日少しずつ資料を読む人 | 月の件数が決まった業務で使う人 |
ChatPDFが強い場面
1件のPDFに対して、ページを引用しながら答えを返します。契約書の条項確認や論文の手法の要約など、根拠の位置を確かめながら読みたい用途に向きます。多言語の文書にも対応し、日本語の資料を日本語で質問できます。
PDF.aiが強い場面
アップロードした複数のPDFをまたいで質問できるプランがあり、書類をフォルダで管理できます。Chrome拡張から開いているPDFをそのまま読ませる使い方も可能です。APIのアドオンが用意されており、社内の書類処理に組み込む前提の設計になっています。
使いやすさと注意点
どちらも操作は「アップロードして質問する」だけで、覚えることはほとんどありません。差が出るのは長い資料での安定性です。数百ページを超えると回答の精度が落ちるという指摘は両方にあり、重要書類では引用元のページを必ず開いて確認する運用が必要です。
もう一点、機密文書の扱いには注意が必要です。アップロードしたファイルは各サービスのサーバーに保存されるため、社外秘の契約書や個人情報を含む資料は、社内規程を確認してから使ってください。
向いている人
日々少しずつ資料を読む人、まず無料で試したい人はChatPDFです。月に読む件数が決まっていて、複数ファイルを横断したい人、APIで自動化したい人はPDF.aiが向きます。学生が教科書を1冊読む程度なら、どちらの無料枠でも足ります。
結論:どっちを選ぶべきか
読む頻度が高いならChatPDF、読む量と横断検索を重視するならPDF.aiです。1週間、同じ資料を両方に入れて質問を10回ずつ投げ、引用の示し方と答えの安定度を見比べるのが一番早い判断方法です。
文書読解以外のAIツールを含めて探すなら比較記事の一覧が使えます。
よくある質問
Q. アカウントなしで試せますか
A. ChatPDFは無料枠の範囲でアカウント登録なしに試せるとされています。PDF.aiはサインインが必要です。
Q. 日本語のPDFも読めますか
A. どちらも日本語の文書に対応しています。ただし表や図が多い資料では抽出精度が落ちるため、重要な数値は原典で確認してください。
Q. スキャンしたPDFでも使えますか
A. どちらもOCRに対応していますが、ページ数の上限がプランで変わります。スキャン資料が多い場合はOCRの上限が大きいプランを選ぶ必要があります。
まとめ
ChatPDFは1日2ファイル・120ページ・質問50回で無料、PDF.aiは月1ファイル・質問100回で無料という違いです。有料はChatPDFのPlusが月19.99ドル(年139.99ドル)、PDF.aiのProが年払いで月10ドル。毎日読むならChatPDF、まとめて読むならPDF.aiという住み分けになります。
編集部の見解
PDF要約ツールの実力差が出るのは、表や図が混じった資料です。文字だけの文書では差がほとんど出ませんが、決算資料や仕様書では抽出の精度がそのまま答えの質になります。比較するときは、自分の実務で使う一番やっかいな資料を投げるのがおすすめです。
また、要約をそのまま社内資料に転記するのは避けたほうが安全です。数字の桁や条件の但し書きは、必ず原典で確認してください。
my-best.ai 編集部
出典:ChatPDF 公式サイト(Pricing)/PDF.ai 公式サイト(Pricing)
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