DeepMind「AlphaProof Nexus」がScience掲載——Erdős問題9問を証明

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DeepMind「AlphaProof Nexus」がScience掲載——Erdős問題9問を証明

Google DeepMindの数学エージェント「AlphaProof Nexus」が、査読を経てScience誌に掲載されました。353問の未解決Erdős問題のうち9問を証明し、そのうち2問は56年間解かれていませんでした。

何が発表されたのか

AlphaProof Nexusは、Gemini 3.1 Proが形式証明言語「Lean(リーン。証明の各段階を計算機が検証する言語)」で証明を書き、コンパイラが誤りを指摘し、その指摘を次の推論へ戻す——というループで動きます。DeepMindはこの手順を4通りに組み替えて比較し、最も素朴な構成でも9問すべてに到達したと報告しています。Erdős問題以外に、整数数列データベースOEISの開放予想492問のうち44問を証明し、代数幾何の未解決問題にも触れています。

対象 結果
Erdős問題 353問中 9問(2問は56年ぶり)
OEISの予想 492問中 44問
1問あたりの推論費 数百ドル規模

何が新しいのか

結果そのものは5月のプレプリントで示されていました。今回の変化は「掲載先」です。同じ時期にOpenAIがAI生成の証明を大量にGitHubへ置いて議論を呼んだのに対し、DeepMindは査読を選びました。形式証明のファイルは公開されており、第三者がLeanで再検証できます。

過信は禁物

353問中9問は約2.5%です。また、形式化した問題文が元の問いを正しく写しているかの確認は、依然として人間の仕事として残ります。Google Geminiを土台にした研究用システムであり、一般利用できる製品ではありません。

編集部の見解

「AIが数学を解く」という話題は誇張されやすい領域ですが、今回は機械検証できる形で成果が積み上がっている点に意味があります。日本の開発者にとって直接の実務影響は小さいものの、ChatGPTやClaudeに代表される推論モデルの能力が、検証可能な領域でどこまで伸びるかを示す指標になります。研究用途では、生成結果を必ず検証工程に通す運用が前提になります。

my-best.ai 編集部

出典:Google DeepMind Blog「Advancing Mathematics Research with AI-Driven Formal Proof Search」(2026年10月12日)


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