音声のツールは、作る音声が作品なのか、読むための手段なのかで料金の見方が変わります。WellSaidは完成した音声を書き出す分数で区切り、Speechifyは読み上げと要約をまとめて月額にする作りです。用途を先に決めると、比べる数字がはっきりします。

料金の土台が違う
WellSaidは書き出し分数で区切る
WellSaidの無料トライアルは月3分まで書き出せますが、商用利用の権利は付きません。Starterは年払いで月10ドル(年間120ドル、年間240分)または月払いで19ドル(月20分)。Proは年払いで月33ドル(年間396ドル、年間2,160分)または月払いで49ドル(月180分)です。Businessは1人あたり月160ドルで、席位は5つまで購入できます。
Speechifyは月額に読み上げ機能をまとめる
Speechifyの無料版は再生速度をわずかに上げられる程度で、声は10種類、読み上げの機能に限られます。Premiumは月29ドルで、1,000種類以上の声、60を超える言語、数倍の速さまでの再生、書類の読み取り、要約と対話、外部ストレージとの連携が付きます。年払いを選ぶと割引があると公式ページに表示されています。
向く用途と向かない用途
| 比較項目 | WellSaid | Speechify |
|---|---|---|
| 無料の範囲 | 月3分の書き出し(商用利用なし) | 速度をわずかに上げられる読み上げ、声は10種類 |
| 入口の有料プラン | Starter 年払いで月10ドル | Premium 月29ドル |
| 上位プラン | Pro 月33ドル、Business 1人あたり月160ドル | —(公式未公表) |
| 課金の単位 | 書き出した分数 | 機能の範囲(月額) |
| 商用利用 | Starterから権利付き | —(公式未公表) |
| 声の数 | 英語の声が中心 | 1,000種類以上、60を超える言語 |
| 向く用途 | 広告・教材のナレーション納品 | 資料や記事の読み上げ、要約 |
納品する音声か、自分が聞く音声か
WellSaidは広告や教材のナレーションを書き出して納品する前提で、商用利用の権利がStarterから付きます。Speechifyは長い資料や記事を耳で追う使い方が中心で、書き出した音声を作品として配る用途は想定されていません。同じ「音声を作る」でも、受け取る相手がいるかいないかで必要な権利が変わります。
声の作り分け
WellSaidは英語の声を軸に、抑揚と間の調整を画面で詰める作りです。Proでは48kHzまでの書き出しに対応し、動画編集ソフトとの連携も用意されています。Speechifyは多言語の声を多数そろえ、読み上げの速度と書類の取り込みを重視した構成です。言語の数を取るか、1本の音声の質を詰めるかで、見る画面が変わります。
費用を分数で比べる
WellSaidは年間の分数がプランで決まるため、1分あたりの単価に直すと見通しが立ちます。月20分のStarter(月払い19ドル)は短い案件向きで、年間2,160分のProは継続的に本数を作る前提です。Speechifyは分数ではなく機能の範囲で課金されるため、聞く時間が長い人ほど1か月あたりの負担は軽くなります。
どちらを選ぶか
広告、教材、製品紹介のナレーションを納品するならWellSaidのStarterかPro。資料や記事を移動中に聞き、要約もまとめて取りたいならSpeechifyのPremium(月29ドル)が入口です。両方を契約する場合は、納品用は前者、確認用は後者と分けると無駄が出ません。
料金・プラン構成・搭載機能は変更が頻繁です。本記事は2026年10月26日時点で各社公式サイトに表示されていた内容の整理であり、為替や地域によって表示額は変わります。契約前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
使用感はWellSaidのレビュー、Speechify Studioのレビューで詳しく確認できます。
よくある質問
Q. 書き出した音声を広告に使えますか
A. WellSaidはStarter以上のプランで商用利用の権利が付きます。Speechifyの読み上げ音声を広告素材として配布する用途は、公式の条件を確認してください。
Q. 日本語の音声は作れますか
A. WellSaidは英語の声が中心で、全言語はEnterpriseの領域です。Speechifyは60を超える言語を案内していますが、日本語の品質は試して確かめる必要があります。
Q. 分数が余った場合、翌月に繰り越せますか
A. WellSaidの年払いは年間の分数で管理されるため、月ごとの繰越とは扱いが異なります。詳細は契約画面の条件を確認してください。
Q. 声の速さは調整できますか
A. Speechifyは無料でも速度を上げられ、Premiumではさらに速い速度まで対応します。WellSaidは読み上げの間と抑揚を調整する作りです。
Q. 途中で解約すると書き出した音声は使えなくなりますか
A. すでに書き出したファイルは手元に残り、契約条件の範囲で使い続けられます。ただし契約中だけの声や素材は再生成できなくなります。
まとめ
WellSaidは無料トライアルが月3分(商用利用なし)、Starterが年払いで月10ドル、Proが月33ドル、Businessが1人あたり月160ドル。Speechifyは無料が読み上げのみ、Premiumが月29ドルです。納品する音声を作るなら前者、聞くための音声なら後者になります。
編集部の見解
音声合成の料金は、分数と機能のどちらで測るかで印象が反転します。WellSaidは分数が減るほど1本あたりの単価が上がるため、短い案件を多数さばく使い方では割高になり得ます。Speechifyは機能に対して月額を払うので、聞く量が少ない月は割高に感じます。判断の材料になるのは金額より、書き出した音声を誰に渡すかという条件です。音声ツールを横並びで見たいときは音声合成ツールの比較一覧も参考にしてください。
my-best.ai 編集部
出典:WellSaid 公式料金ページ、Speechify 公式料金ページ(いずれも2026年10月26日確認)
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