Amazon、米国全域で30分配送サービス「Amazon Now」を開始
Amazonは5月12日(現地時間)、米国の複数都市で30分以内に商品を届ける超高速配送サービス「Amazon Now」を発表した。食料品・日用品を中心に数千点が対象で、年内に米国の数千万人に展開する計画だ。
米国の大手EC企業Amazonは火曜日、「Amazon Now」と名付けた30分配送サービスを米国の複数都市で正式に開始した。同サービスは「必要なものをすぐに届ける」ニーズに応える超高速配送オプションだ。
|アトランタ・ダラスなどで先行、年内に米国全域へ拡大
サービス開始時点では、アトランタ、ダラス・フォートワース、フィラデルフィア、シアトルで広く利用可能。今後はオースティン、デンバー、ヒューストン、ミネアポリス、オーランド、オクラホマシティ、フェニックスに順次拡大する。
Amazonは「2026年末までに、これらの都市を含む米国各地の数千万人にサービスを届ける」と明言した。
|生鮮食品・日用品・電子機器まで、数千点が対象
Amazon Nowの対象商品は「数千点」に及び、生鮮食料品、乳製品・卵、ベーカリー製品、医療・衛生用品、ベビー・ペット用品、電子機器、酒類(地域の規制に準拠)が含まれる。
対象商品はAmazonアプリ・ウェブサイト上に「30分配送」バナーで明示され、購入画面でもサービス案内が表示される。多くの地域で**24時間利用可能**だ。
|プライム会員は3.99ドル、競合よりシンプルで安価
Amazon Nowは無料ではないが、料金体系がシンプルでプライム会員に優しい。**プライム会員:1注文3.99ドル、非会員:13.99ドル**。15ドル未満の注文には追加料金(会員1.99ドル、非会員3.99ドル)がかかる。
競合のDoorDash、Uber Eats、Instacartは変動制の配送料・サービス料・チップ・商品価格上乗せが発生するのに対し、Amazonは**固定料金で明朗会計**を実現した。
|小型配送拠点を活用、1時間・当日配送と連携
30分配送を実現するため、Amazonは大型倉庫ではなく**都市部に近い小型配送拠点**を活用。商品選択を限定し、配送距離を短縮することで超高速化を達成した。
同サービスは既存の高速配送オプション(1時間配送、3時間配送、当日配送)と連携。一部地域ではドローンによる60分未満配送「Prime Air」も実験中だ。
|2025年は当日・翌日配送が130億件、EC物流の進化加速
Amazonは2025年、世界中でプライム会員向け当日・翌日配送を**130億件**実施。うち米国だけで80億件に達し、前年比30%増となった。
Amazonワールドワイドオペレーションズ上級副社長のUdit Madan氏は「Amazon Nowは、夕食の食材から出張前のAirPods、洗剤や歯磨き粉まで、必要なものを30分以内に届ける利便性を提供する」とコメントした。
