チュートリアル / モデル・基盤技術

社内 PDF で RAG を試す:最小構成の作り方

手元の資料 10〜20 件で、検索→生成の流れを一通り体験します。専用サービスでも自作でも同じ考え方で組み立てられます。

対象用語:RAG(検索拡張生成)形式:手順+確認ポイント更新:2026年10月13日
手

手順

  1. 対象資料を 10〜20 件に絞る

    まずは分野を 1 つに限定します(例:就業規則のみ)。混在させると検索精度の切り分けができません。

    確認ポイント:分野が 1 つに絞られているか
  2. チャンクに分割する

    見出し単位で 300〜800 字程度に分けます。表は行の意味が壊れないように扱います。

    確認ポイント:各チャンクが単体で意味の通る内容か
  3. 埋め込みを作り索引に登録する

    各チャンクをベクトル化してデータベースに保存します。文書名・見出し・更新日もメタデータとして持たせます。

    確認ポイント:メタデータに文書名と見出しが入っているか
  4. 検索だけをテストする

    質問を 10 個用意し、正解チャンクが上位 3 件に入るかを確認します。ここで外れるなら、生成側を触っても改善しません。

    確認ポイント:正解率(上位 3 件に正解が入る割合)を数値で記録したか
  5. 生成側の指示文を作る

    「資料の範囲で答える」「不明なら不明と言う」「出典を添える」の3 条件を必ず入れたプロンプトを用意します。

    確認ポイント:3 条件がプロンプトに含まれているか
  6. 誤答パターンを記録して直す

    実際に試した質問と誤答を表にまとめ、チャンク分割か検索方法のどちらを直すかを決めます。

    確認ポイント:誤答ごとに「原因」と「次の一手」が書かれているか
Q

つまずきポイント

検索結果が毎回ほぼ同じになる
質問のバリエーションを増やして、特定チャンクに偏っていないか確認します。偏る場合はチャンクが大きすぎる可能性があります。
表の内容が答えられない
表は「1 行 1 チャンク」に分割し、見出し行の項目名を各チャンクの先頭に付けて再登録します。

用語の詳細を確認する

RAG(検索拡張生成) の定義・仕組み・出典・プロンプト集はこちら。

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