「社内マニュアルに答えられる AI」を作るための設計手順。実際にシステムを組む前に、対象文書・検索単位・権限・評価の 4 つを決めた設計書をまとめます。設計書があれば、自作・ベンダー依頼どちらでもブレなくなります。
答えさせたい文書をリストアップし、形式(PDF/Word/スプレッドシート)と更新頻度を書き出します。まずは 1 部門・50 ファイル以内に絞るのが成功のコツです。全社一気にはやりません。
誰に見せてよい文書かを文書単位で決めます。社外秘が混ざる場合、RAG は「検索できた人に見える」ので、権限設計が漏れると情報が流れます。対象を公開資料だけに絞るのが第一段階です。
文書を検索する塊(チャンク)に分ける単位を決めます。目安は 500〜1,000 字で、見出し・章の境界で分割します。FAQ なら「1 問 1 答え=1 チャンク」が最も精度が出ます。
実際に想定される質問 10 件と、正しい回答・出典箇所を表にします。これが構築後のテスト問題になり、「なんとなく良くなった」を防ぎます。
最小構成は「ファイル検索機能付きの AI サービス」、次に「ノーコード RAG ツール」、自前構築(埋め込み+ベクトル DB+API)の 3 段階。まず真ん中か左から試します。
作ったらサンプル 10 件で回答を確認し、「出典が正しいか/答えにくい質問はどう返るか」を記録します。答えられない質問には「わからない」と返す設計を必ず入れます。