強み:「文章がそのまま図になる」こと。貼り付けかファイル取り込みから候補が複数出るので、ゼロから作図しません
こんな人におすすめ:資料やブログの内容を図で説明したい人、パワーポイント用の図を自作する時間を減らしたい人、文章は書けるが図解が苦手な人
Napkin(ナプキン)は、書いた文章をそのまま貼り付けると、図解やフローチャート、マインドマップに変換してくれるツールです。編集部で試したところ、図の発想を人が出すのではなく、AIが文章の構造を読んで候補を並べる作りでした。出来上がるのは画像ではなく編集できる図なので、色や文言を直してから資料に貼れます。本記事では2026年10月時点の公式情報をもとに、できることと費用の考え方を整理します。
Napkin AI のポイント
- こんな人に向く:資料やブログの内容を図で説明したい人、パワーポイント用の図を自作する時間を減らしたい人、文章は書けるが図解が苦手な人
- 強みは「文章がそのまま図になる」こと。貼り付けかファイル取り込みから候補が複数出るので、ゼロから作図しません
- 料金:Free 0ユーロ(週500クレジット)/Plus 月9ユーロ(月10,000)/Pro 月22ユーロ(月30,000)。年払いは25%安くなります
- 無料でもPNGとPDFの書き出しは無制限。ただしPPTとSVGの書き出しは有料プランからで、図にNapkinのロゴが入ります
- 注意点:クレジットは「生成に使った語数」で減る仕組みです。長い文章をまるごと選ぶと、思ったより速く減ります
Napkin AIの基本情報
| ツール名 | Napkin AI |
|---|---|
| カテゴリ | デザイン生成ツール / AI 画像ツール / AI 生産性ツール |
| 公式サイト | www.napkin.ai |
| 提供元 | Napkin AI |
| 提供形態 | Webブラウザ(専用アプリの配布はありません) |
| 対応OS | OSに依存せず、Webブラウザから利用します。スマートフォン向けの専用アプリは案内されていません |
| 主な用途 | 文章からの図解生成、フローチャート・マインドマップ・インフォグラフィックの作成、資料用の図の書き出し |
| 取り込めるファイル | PowerPoint、Word、PDF、HTML、Markdown |
| 書き出し形式 | PNG・PDF(全プラン)、PowerPoint・SVG(有料プラン) |
| 料金 | Free 0ユーロ/Plus 月9ユーロ/Pro 月22ユーロ(いずれも1人あたり、年払いは25%引き) |
| 無料版の有無 | あり。週500クレジットで、図の編集とPNG・PDFの書き出しは無制限。図にNapkinのロゴが入ります |
| 商用利用 | 生成した図は資料や記事に利用できます。ロゴの削除とブランドの統一は有料プランの機能です |
| UI・ドキュメントの言語 | 画面は英語が中心ですが、日本語の文章を貼り付けて図解を生成できます |
Napkin AIとは?
Napkinは、文字で書かれた内容を図に変えるためのツールです。「図を作る」のではなく「文章を渡すと図の候補が出る」という順番になっているのが特徴で、白いキャンバスと向き合って四角と矢印を並べる作業を置き換えることを狙っています。
使い方は単純です。伝えたい内容を書くか、すでにある資料を貼り付けます。すると、その文章の構造を読んだ候補が複数表示され、内容を整理した図、手順を示す流れ図、要素の関係を示す図といった形で並びます。選んだ図は、色・書体・アイコン・配置を後から編集できます。生成物が画像で終わらず、要素を動かせる状態で残る点が、単なる画像生成との違いです。
読み込みと書き出しの形式が業務向けに整っているのも特徴です。PowerPoint、Word、PDF、HTML、Markdownを取り込めるため、すでに書いた企画書や議事録をそのまま図解の材料にできます。書き出しはPNGとPDFが全プラン、PowerPointとSVGが有料プランです。SVGで出せると、資料の解像度を気にせず拡大でき、色を後から差し替えることもできます。
Napkin AIが選ばれる理由
第一の理由は、図解の最初の一歩を飛ばせることです。文章は書けても、何を四角にして何を矢印でつなぐかを決める作業で手が止まる人は少なくありません。Napkinは候補を複数出すので、選ぶ、直すという作業から始められます。ゼロから構成を考える時間が、比較と修正の時間に変わります。
第二に、生成物が編集できる状態で残る点です。画像生成AIで図を作ると、文字が崩れていたり、修正したい部分だけを直せなかったりします。Napkinの図は要素単位で編集できるため、社内の用語に直す、色を自社の基準に合わせるといった手直しができます。
第三に、無料の範囲が実務的です。無料プランでも図の編集とPNG・PDFの書き出しは無制限で、資料に貼るだけならこれで足ります。 PowerPointやSVGで欲しくなった時点で有料プランに上げる、という順番で判断できます。
Napkin AIの主な機能
文章からの図解生成
- 伝えたい内容を書くか貼り付けるだけで、図の候補が複数表示されます
- 候補は、内容を整理した図、手順を示す流れ図、要素の関係図など、文章の構造に応じて出し分けられます
- 気に入った図を選ぶと、そのまま編集画面に移ります
- 文章が短くまとまっているほど、意図に近い図が出やすい傾向があります
図の編集
- 色、書体、アイコン、要素の配置を後から変更できます
- 要素の追加や削除、文言の修正ができます
- 有料プランでは、自社の色と書体をまとめたブランドスタイルを登録し、図に適用できます
- Proでは自社の書体ファイルをアップロードして使えます
ファイルの取り込み
- PowerPoint、Word、PDF、HTML、Markdownを取り込めます
- すでにある企画書や議事録を、そのまま図解の材料にできます
- 取り込んだ内容から、説明に使える部分を選んで図にできます
書き出しと外部連携
- PNGとPDFは全プランで無制限に書き出せます
- PowerPointとSVGの書き出しは有料プランからです
- 書き出した図はパワーポイントやGoogleスライド、Notionなどに貼って使えます
- API経由で図の生成を自動化する手段も案内されています
チーム利用
- 有料プランでは、同じワークスペースでメンバーが共同編集できます
- コメントやハイライトを使ったやり取りができます
- ブランドスタイルを共有すると、担当者が変わっても図の見た目がそろいます
基本的な使い方(3ステップ)
- ① 伝えたい内容を書くか、既存の資料を貼り付けて取り込みます
- ② 表示された図の候補から、内容に合うものを選びます
- ③ 色や文言を直し、PNG・PDF(有料プランはPowerPoint・SVG)で書き出します
- コツは、1枚の図に対して1つの主張に絞ることです。複数の論点を混ぜると、候補がどれも中途半端になります
Napkin AIの料金プラン(料金表)
料金は1人あたりの月額制で、プランごとにAIクレジットが配られます。クレジットは図の生成に使われ、生成のために選択した語数あたりおよそ1クレジットが消費される仕組みです。年払いにすると25%安くなります。
| プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | 0ユーロ | 週500クレジット。図の編集とファイル取り込み、PNG・PDFの書き出しは無制限です。図にNapkinのロゴが入り、PowerPointとSVGの書き出しはできません。 |
| Plus | 月9ユーロ(1人あたり) | 月10,000クレジット。PowerPointとSVGの書き出し、ブランドスタイル3件、ロゴの削除、チームの管理と請求が付きます。個人が資料用に使うならここが中心です。 |
| Pro | 月22ユーロ(1人あたり) | 月30,000クレジット。限定デザイン、無制限のカスタムブランド、自社書体のアップロード、クレジットの追加購入ができます。デザインの統一が求められる制作向けです。 |
| 年払い(各プラン共通) | 月額表示から25%引き | 1年分をまとめて支払う形です。継続して使うと決めた場合、月払いより総額を抑えられます。 |
料金・クレジット数・付帯機能は変更されることがあります。公式の料金ページはユーロ建てで表示されているため、日本円での請求額は決済時の為替とカード会社の手数料で変わります。クレジットの消費量は、生成のために選択した語数を基準に計算されると案内されていますが、今後より複雑な出力や機能追加に伴って変更される可能性があると公式に注記されています。本記事は2026年10月時点の公式サイトの表示にもとづく整理です。
Napkin AIはどんな人におすすめ?
- 提案資料や社内報告のために、文章の内容を図で説明する必要がある人
- パワーポイントの図を毎回ゼロから作っていて、時間が足りないと感じている人
- 文章は書けるが、何を四角にしてどうつなぐかの構成づくりが苦手な人
- ブログや記事の中に、手順や関係性を示す図を入れたい運営者
- 研修資料やマニュアルで、同じ形式の図をそろえて作りたい担当者
Napkin AIのメリット
- ゼロから作図しなくて済む。文章を渡すと候補が出るため、構成を考える時間を削れます
- 図が編集できる状態で残る。色・書体・文言を後から直せて、画像として固まりません
- 既存の資料をそのまま使える。PowerPoint、Word、PDF、HTML、Markdownを取り込めます
- 無料でも実務で使える。図の編集とPNG・PDFの書き出しは無制限です
- 書き出し形式が業務向け。有料プランではPowerPointとSVGで出せるため、資料の作り直しが不要です
- ブランドをそろえられる。有料プランでは色と書体を登録し、チームで同じ見た目に統一できます
Napkin AIのデメリット・導入前の注意点
- 無料プランの図にはNapkinのロゴが入る。社外資料にそのまま使うと目立ちます
- PowerPointとSVGの書き出しは有料プランから。配布資料の形式が決まっている現場では、無料では完結しません
- クレジットは選択した語数で減る。長い文章をまるごと選ぶと、思ったより速く消費します
- 元の文章が整理されていないと、図も整理されない。結局は文章を直す作業が必要です
- スマートフォン向けの専用アプリがない。移動中に作る用途には向きません
- 図の種類によっては細かい調整が要る。複雑な関係図は、人の手で整える前提で考えたほうが安全です
Napkin AIに関するよくある質問(FAQ)
Q. Napkinは無料で使えますか?
A. 無料プランがあり、毎週500クレジットが付きます。図の編集とファイルの取り込み、PNG・PDFの書き出しは無制限です。ただし図にNapkinのロゴが入り、PowerPointとSVGの書き出しはできません。社外に出す資料で使うなら、Plus以上を前提に考えたほうが安全です。
Q. 日本語の文章でも図を作れますか?
A. 日本語の文章を貼り付けて図解を生成できます。公式サイトでは多言語への対応が案内されています。ただし、図の精度は文章の構成に左右されるため、1枚の図に1つの主張という形で短く整理してから渡すと、意図に近い候補が出やすくなります。
Q. 生成した図は商用利用できますか?
A. 生成した図は資料や記事、提案書に利用できます。ロゴの削除やブランドスタイルの適用は有料プランの機能です。顧客に渡す資料で使う場合は、無料プランのロゴが入ったままでよいかを先に確認してください。
Q. PowerPointに貼れますか?
A. 有料プランではPowerPoint形式とSVG形式で書き出せます。無料プランはPNGとPDFのみです。パワーポイントで図の要素を動かしたい場合はPlus以上、色を後から差し替えたい場合はSVGが使えるPlus以上が必要になります。
Q. どんな文章を渡せばいいですか?
A. 結論と根拠、手順の順番、要素の関係が書かれている文章ほど、図にしやすくなります。逆に、話題がいくつも混ざった長い文章は、候補がどれも中途半端になりがちです。まず伝えたいことを1つに絞り、その説明に必要な文だけを選んで渡してください。
Q. 他の資料作成ツールとどう違いますか?
A. スライド全体を作るツールではなく、資料の中に入れる「図」を作るツールです。文章から図の候補を出す点と、図を後から編集できる点が中心にあります。スライドの構成までまとめて作りたい場合は、別の資料生成ツールと組み合わせる形になります。
Napkin AIのまとめ
Napkinは、書いた文章を貼り付けると図解の候補を出してくれるツールです。白いキャンバスに向かって四角と矢印を並べる作業を、文章を渡して候補を選ぶ作業に置き換えます。生成物は画像ではなく編集できる図なので、色や文言を直してから資料に貼れます。無料プランでも図の編集とPNG・PDFの書き出しは無制限で、まず資料に1枚入れてみる用途なら十分です。一方で、無料の図にはロゴが入り、PowerPointとSVGの書き出しは有料プランからになります。クレジットは生成に使った語数で減るため、長い文章をそのまま渡すより、伝えたいことを1つに絞ってから渡すほうが結果も費用も安定します。向いているのは、提案資料や記事の中で関係性を図で示す必要がある人と、パワーポイントの図づくりに毎回時間を取られている人です。
