DeepMotionは、動画に映った人物の関節を推定して、その動きを3Dキャラクターのアニメーションとして書き出すサービスです。専用スーツもマーカーも要らず、Webカメラやスマホの映像で済むのが最大の売り。2週間、社内のスタッフに歩く・しゃがむ・物を投げる動きを撮ってもらい、Blenderに持ち込むところまで試しました。
手順は驚くほど短い
動画をアップロードし、人物の範囲と身長を指定して実行する。処理が終わると3Dプレビューが出て、そのままFBXやBVHで書き出せます。ここまでの所要時間は、素材の長さにもよりますが数分から十数分。モーキャプスタジオを借りる手間を思えば、下見としては破格です。
精度を決めるのは撮影のほう
同じ人物でも、全身が画面に収まり、背景がごちゃつかず、服が体の線を隠さない状態で撮ると結果が明確に変わります。逆に、脚がフレームアウトしたり、ゆったりした服だったりすると、膝や肘の向きが破綻しやすい。「ソフトの性能」より「撮り方」に時間を割くべきというのが2週間の結論でした。
料金と書き出し
無料で試せる範囲があり、月ごとの処理量に応じた有料プランが用意されています。書き出し形式が揃っているので、UnityやBlender、UEへの持ち込みで詰まりません。ただし長尺の素材を何本も回すと処理枠がすぐ減るため、まずは10秒程度のクリップで当たりを取る使い方が現実的です。
まとめ
プロの収録を置き換えるものではありません。ただ、企画段階で「この動きが成立するか」を確かめる用途では、これ以上に安い手段を私は知りません。個人の3D制作、少人数のゲーム開発、社内研修用のアニメーションあたりがちょうど良い落としどころです。
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