専門メディア(P社・仮称)は、AEO対策の情報を聞きかじってllms.txtを設置済みでした。しかし診断ではAIインフラが7.5点のまま伸びず、llms.txtが「無効」と判定されていました。
診断でわかったこと(Before)
対象:専門メディアを運営する出版社系サイト(P社・仮称)
診断ツールのAIインフラ評価は、llms.txt(7.5点)とllms-full.txt(7.5点)の2ファイルを独立に判定します。判定条件は「ファイルが存在し、0バイトより大きく、妥当な内容であること」。P社のサイトではllms.txtに実体があった一方で、llms-full.txtはURLのみのプレースホルダーが置かれているだけで、実質「空」と同じ状態でした。ここから、2つの施策を実行します。
| 評価軸 | 点数 | 満点 |
|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 7.5 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 9 | 15 |
| 総合スコア | 86.5 | 100 |
| 評価ラベル | 良好 | |
| AI Search Coverage(主要6種の許可率) | 100% | |
改善施策
施策1:llms.txtを「索引」として整理する
llms.txtはMarkdown形式の索引です。サイト名・説明・主要カテゴリ・代表記事を箇条書きに整理し、各リンクは実際に到達できるURLであることをバリデーターで確認しました。
# Pメディア
> 専門分野の実務情報を提供するメディア
## 主要カテゴリ
- [入門ガイド](https://example.jp/guide/): 初心者向けの基礎解説
- [事例集](https://example.jp/cases/): 導入事例の一覧
- [用語集](https://example.jp/terms/): 専門用語の解説
施策2:llms-full.txtに主要ページの本文を集約する
llms-full.txtは「サイトの主要コンテンツを全文でまとめたファイル」です。カテゴリごとに重要度の高い記事を抽出し、本文(HTMLタグを除いたテキスト)を連結して作成しました。P社では約40ページ分を集約し、ファイルサイズは約180KB。0バイト判定を解消し、AIインフラ7.5点→15点に改善しています。
改善後の診断結果(After)
| 評価軸 | Before | After | 満点 |
|---|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 7.5 | 15 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 9 | 9 | 15 |
| 総合スコア | 良好 | 94.5 | 100 |
| AI Search Coverage | 100% | 100% | − |
再診断は総合86.5点→94.5点(最適)。AIインフラ満点になりました。技術項目の残り6点(canonical・JSON-LDまわり)は別チームの対応範囲のため次フェーズです。llms-full.txt設置後、AI応答に自社記事の表現が引用されるケースが社内でも確認され始めています。
この事例のポイント
- llms.txtは索引、llms-full.txtは全文集。役割が違うので両方整備する
- 空ファイル・URLだけのプレースホルダーは加点されない(0バイト判定)
- 設置したつもりで終わらず、診断ツールで「有効」と判定されるまで確認する
関連リンク:llms.txt ジェネレーター / robots.txt バリデーター / AEO診断ツールでllms.txtを確認する
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