地域情報メディア(R社・仮称)は、robots.txtの整備は済んでいるものの技術面のスコアが伸びない状態でした。診断の技術評価は「H1・canonical・alt・JSON-LD・lang」の5項目で、このうちH1のみが不合格になっていました。
診断でわかったこと(Before)
対象:地域情報メディア(R社・仮称)
H1の判定条件は「ページ内にH1がちょうど1つあること」。R社のテーマでは、ヘッダー部分のサイト名が自動的にH1で出力され、さらに記事テンプレートでも見出しがH1になる仕様でした。その結果、全ページでH1が2つあり、3点満点の技術評価からH1の3点を取りこぼした状態です(総合82点=botAccess 70+AIインフラ0+技術12)。
| 評価軸 | 点数 | 満点 |
|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 0 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 12 | 15 |
| 総合スコア | 82 | 100 |
| 評価ラベル | 良好 | |
| AI Search Coverage(主要6種の許可率) | 100% | |
改善施策
施策1:H1は1ページ1つに整理する
サイト名のH1はdivに変更し、記事見出しのみをH1に統一しました。テーマのheader.phpを直接編集するか、子テーマでの上書きで対応します。
<!-- 変更前(header.php)-->
<h1 class="site-title"><a href="/">Rメディア</a></h1>
<!-- 変更後 -->
<div class="site-title"><a href="/">Rメディア</a></div>
修正後は「ページのソースを表示」で<h1>を検索し、1回しか出現しないことを確認します。診断ツールでもH1項目が「+3点」に変われば完了です。
施策2:llms.txt導入を次フェーズに設定する
今回の修正で技術15点満点になりましたが、AIインフラが0点のままです。R社ではllms.txtの設計を次フェーズとして、まずは「壊れているものを直す」を優先しました。スコアの内訳を見て、直す順番を決めるのが診断ツールの正しい使い方です。
改善後の診断結果(After)
| 評価軸 | Before | After | 満点 |
|---|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 0 | 0 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 12 | 15 | 15 |
| 総合スコア | 良好 | 85 | 100 |
| AI Search Coverage | 100% | 100% | − |
再診断は総合82点→85点(良好)。1つのテンプレート修正で技術評価が12点→15点になりました。次はAIインフラ15点の獲得が最優先課題です(実施すれば85点→100点の伸びしろ)。
この事例のポイント
- H1の判定は「1ページ1つ」。サイト名H1+記事H1の二重構造は典型パターン
- テーマの仕様による問題は、その場しのぎのCSSではなくテンプレート修正で直す
- スコアの内訳(配点70/15/15)を見て、取りこぼしが大きい軸から直す
関連リンク:AEO診断ツールでH1をチェック / Schema(JSON-LD)ジェネレーター / AEO基礎知識
最新のAI情報をメールで受け取る
新着のAIツール比較・ランキング・ニュースを、まとめてお届けします。
ご登録後、確認メールをお送りします。配信停止はいつでも可能です。
