クラウド型予約管理サービス(S社・仮称)の公式サイトは、デザインや文言の整備は進んでいましたが、構造化データ(JSON-LD)が一切実装されていない状態でした。
診断でわかったこと(Before)
対象:クラウド型予約管理サービスの公式サイト(S社・仮称)
診断ツールのJSON-LD判定は「ページ内に妥当な構造化データが存在するか」を見ます。AI検索エンジンはページの見た目だけでなく、構造化データによる裏付け(これは記事・これはFAQ・これは商品)を頼りに内容を分類します。S社ではよくある質問のコンテンツ自体は充実していたため、FAQPageスキーマの実装が最も費用対効果の高い一手でした(総合89.5点、技術12点でJSON-LDの3点のみ未達)。
| 評価軸 | 点数 | 満点 |
|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 7.5 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 12 | 15 |
| 総合スコア | 89.5 | 100 |
| 評価ラベル | 良好 | |
| AI Search Coverage(主要6種の許可率) | 100% | |
改善施策
施策1:FAQPageスキーマを導入する
Schema(JSON-LD)ジェネレーターでFAQの質問と回答を入力し、生成されたscriptタグをFAQページに設置しました。手書きでもJSON-LDは書けますが、エスケープミスを防ぐために生成ツール経由を推奨します。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "無料プランから始められますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "はい。無料プランで月50件まで予約管理が可能です。"
}
}]
}
施策2:記事ページにはArticleスキーマを付ける
公式ブログの各記事にもArticle(BlogPosting)スキーマを追加し、見出し・著者・日付を機械可読にしました。テンプレート側で変数を差し込む形にしているため、新規記事でも自動で付与されます。
改善後の診断結果(After)
| 評価軸 | Before | After | 満点 |
|---|---|---|---|
| botAccess(AIボットのアクセス状況) | 70 | 70 | 70 |
| AIインフラ(llms.txt) | 7.5 | 7.5 | 15 |
| 技術(H1・canonical・alt・JSON-LD・lang) | 12 | 15 | 15 |
| 総合スコア | 良好 | 92.5 | 100 |
| AI Search Coverage | 100% | 100% | − |
再診断は総合89.5点→92.5点(最適)。技術評価が満点になりました。FAQページは構造化データの効果もあってか、AI応答の引用元として挙げられる頻度が上がったことを社内で確認しています。llms-full.txtの整備(+7.5点)が次の一手です。
この事例のポイント
- 構造化データはAIに「ページの種類と意味」を正確に伝える名刺代わり
- FAQが充実しているサイトはFAQPageスキーマが最優先。既存コンテンツの棚卸しか始める
- JSON-LDは生成ツールを使うと構文ミスを防げる
関連リンク:Schema(JSON-LD)ジェネレーター / AEO診断ツールで構造化データを確認 / AEO基礎知識
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